ブリーチング実際の処置

ホームブリーチング
ホームホワイトニング医院クリティカルパス
1回目

審査検査 歯周病の進行程度を審査します。重度の歯周病の場合にはブリーチングできません。
デンタルレントゲン 虫歯がないか、充填しているとしたらきれいに充填されているかどうか審査します。
写真  元の色の状態、色などを記録します。
模型  マウストレーを作るのに使用します。
  ホワイトニングについて。方法2種類
適応症、成人の前歯6歯
レジン充填等に関してはホワイトニングできない。

就寝中の使用不可、

軟組織、歯の異常が出た場合にはすみやかに連絡
してもらう
知覚過敏に付いて。
喫煙の禁止。
量の厳守。
有色飲食物、カレー、コーヒー赤ワイン、
酸性飲食物、炭酸飲料、コーラなどを出来るだけ避ける。

口腔内の清掃、フロスの使用
トレーを使用中の飲食の禁止
後戻りについて


料金

上下顎それぞれ40000円

口腔内診査。虫歯の有無、知覚過敏の有無、色の程度の確認。
写真撮影。
パノラマレントゲン撮影
トレー用の印象採得
2回目


実際にトレーにジェルを入れて装着する練習をしてもらいます。
これを家で1日2時間してもらいます。
歯の方は歯冠を研磨します。これは歯の表面に付いている汚れを機械的に取り去るものです。
薬剤の浸透を十分にするために必要です。
トレー装着中は飲食は禁止です。
ブリーチングの前には必ず歯磨きとフロスを行ってもらいます。
そのあとはトレーをはずしてジェルが口腔内に残らないように
しっかりと歯を磨いてもらい、トレーにもジェルが残らないように洗ってもらい乾燥させて保管します。

これを2週間続けますが、この間は3日ごとに来院してもらい
副作用などがでていないかをチェックさせてもらいます。
この2週間の間は着色性の食品(コーヒー、カレー、コーラ、たばこ)や酸性の飲み物
(柑橘系のジュースや、炭酸飲料)は禁止です。

またこの間に知覚過敏が出て来るようであれば、ブリーチングは一時中断し、すぐに
歯科医院に連絡してもらうようにします。

ホームブリーチングの場合には上顎と下顎を同時に行うことはできません。
これは顎関節症を誘発する危険があるためです。
また一般的に上顎と下顎では上顎の方がブリーチングはうまくいきます。下顎の方が
色が変わりにくいようです。

3回目から5回目
知覚過敏が出ていないか、その他不快事項が出ていないか、トレーはいがんだり破折していないかなどを
チェックさせてもらいます。

6回目

ブリーチングが終了です。
再度写真を撮って記録します。下顎をする場合には上記を繰り返します。
知覚過敏が出ているようならトレーを使用してフッ素の塗布を行います。
ブリーチングが不十分な場合にはしばらく間をあけて再度行いますが、この場合
ジェルの濃度を上げたり、オフィスブリーチングの併用も考えます。
また効果がほとんどない場合にはラミネートベニアなどのほかの方法を選択しなくては
いけないこともあります。

それ以降
メインテナンスに来院してもらいます。
漂白直後はやはり歯の色が付きやすい状態なので、出きるだけ色の付きやすい食品や、たばこなどは
さけてもらった方が賢明です。
半年に一度は来院してもらい、歯周病のチェックとともに
色の変化をみます。軽度の着色の場合、トゥースクリーニングによってきれいになる場合もあるので
定期的なチェックをお勧めします。色の後戻りがひどいようなら、
再度のブリーチングをしたほうがいいかもしれません。
(気になるところだけをオフィスブリーチングするという方法もあります。)

オフィスブリーチング


ある程度の時間がかかるので1回目には上記と同じように審査と説明をさせてもらいます。

2回目

まず歯の方は歯冠を研磨します。これは歯の表面に付いている汚れを機械的に取り去るものです。
薬剤の浸透を十分にするために必要です。

口唇を口角を引っ張るものでよけて、歯肉にワセリンジェルを塗ります。
これは薬剤が歯肉に付かないようにするためのものです。
ブロックアウトレジンというもので歯肉を保護することもあります。

その後薬剤を練り、ジェル状にしたものを歯の表面に盛り足します。
数分間そのジェルが乾くのを待ってから、光照射をします。光照射は1歯に対して3分間行います。
当院の光照射器は4倍の光量を持っているので、1歯あたり45秒です。

1日に3回この作業を行うのが普通の1クールですが、当院では45秒間光照射するのを
1回としています。
その後3分間置いた後に薬剤をとって洗浄・研磨します。
この光照射の変わりに、化学反応を促進させることを目的としてレーザーが使用されることがあります。
当院でも光照射の変わりに、レーザーを当てることも併用します。


(知覚過敏などの症状をチェックしながら行います)
漂白の操作は以上ですがホームブリーチング同様最低24時間は着色性の食品
(コーヒー、カレー、コーラ、たばこ)や酸性の飲み物
(柑橘系のジュースや、炭酸飲料)は禁止です。
できれば数週間は控えた方がいいでしょう。

3回目

オフィスブリーチングは1日ではやや効果が薄いようです。たいていは2回くらい
行った方がきれいになるようです。
2回目に行ったことを再度繰り返します。

それ以降
ホームブリーチングのメンテナンスを参考にしてください。


さてこのブリーチング法どちらがいいのでしょうか?
答えはどちらも一長一短です。効果のほどはほとんど変わらないようですし、
ゆっくりと自分のペースでやるのが好きか、歯医者さんでやってもらった方がいいと感じるか
といった違いでしょう。知覚過敏のでやすさという点では、一気に白くするオフィスブリーチング
の方が危険度は増すでしょう。でも面倒であるという点ではオフィスブリーチング
の方が楽でしょう。副作用としてのチョークホワイトというのが有りますが、これはオフィスホワイトニングのほうが
出やすいといわれています。(急激な反応のため)
しかし歯間部に虫歯などがあってもそこを選択的によけてホワイトニングできるのはオフィスホワイトニングです。

いずれにしてもよく考えてお決めください。