んまい、、、



ここにジュウジュウ音を立てておいしそうなにおいを出している肉汁したたる焼き肉があったとします。
見るからにおいしそう、、、よだれが出てきそうです。
そしてお口に運びカプッ、、、表面のカリッとした歯ざわり、そしてその中から出てくる熱ーーい肉汁、、、
弾力のある歯ごたえ、、そして舌感じるうまみ、、、ごくっと飲み込んだ後に残る香り、、それらの刺激が
神経を伝わり脳で一つの感覚を作り出す、、、、、んんんんまいっっ

うまいっと感じるためにはいったい何が必要か??入れ歯になるとどうしてうまいっと感じにくくなるのか?
取り止めもなく僕の考えていることを書いてみたいと思います。

上の例えから分かるように、おいしさと言うのは単に舌で味わうものではなく、視覚、聴覚、嗅覚、触覚、そして
味覚と言うように5感すべてがそろって初めてうまいと感じられるものだと思っています。
目をつぶって焼き肉を食べるところを想像してみてください、、
鼻をつまんで、、耳栓をして、、いずれも物足りないように感じられると思います。
(障害者の方に関してはそんなこといわれても、、、と言うところでしょうが、、)

特にやはり重要なのは口に入ってからの感覚、、歯ざわりがなくて、噛み応えがなくて、熱いと言う感覚がなくて
おいしいと感じることができるでしょうか?

よく歯が悪くなった人がこんなんやったら総入れ歯にしてしまえば痛くもなくええんとちゃうか
(なぜか関西弁)と言われたりします。
でもここまで書けばお分かりでしょう。入れ歯になればまず熱いものは気をつけなくてはいけません。
したがって食べれません。、、上顎を覆ってしまうので、感覚が鈍くなります。もちろん歯ごたえ、と言うものには
無縁です。ミキサーで肉を柔らかくしたものと、そのままではおいしさが違う、、、これはどうしようもないことです。
歯がなくなってみない、とその感覚について考えても見ないことには気がつかないでしょう。

だから歯と言うものを失ってはいけないんです。
実際歯を失うと舌の上にある味雷細胞(それこそ味を感じている細胞なんですが)の数が減少すると言う
事が分かっています。(年齢とともに減ってくると言うことはあるとは思いますが、、、)
どうしてかは分かっていませんが、最後の砦舌さえも味を感じにくくなるとしたら、、、、、
やっぱり歯は大切にしないといけませんね。

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