プラークコントロール


プラークコントロールという言葉、最近よく聞きます。
テレビのコマーシャルでは歯磨きイコールプラークコントロールというような
感じを受けてしまいます。

では歯磨きとは???
歯磨きイコール歯ブラシではありません。
歯を磨く、すなわち歯をきれいに掃除すると言うことは歯ブラシや、
フロス、糸ようじ、歯間ブラシ等を使って歯の表面のプラークを除去すること、
です。歯ブラシだけでは100パーセントプラークを取り去ることは困難です。

ではプラークコントロールとは?、、
お口の中のプラークの総量をできるだけ少なくコントロールすること、
です。もちろん歯磨きも含まれますが、それだけではありません。

例えばここで血糖のコントロールという言葉を考えてみましょう。
(血圧でもよい。)
高血糖が続くといろいろな障害が出る、すなわち糖尿病ですが
それを防ぐには血糖値をコントロールしなくてはいけません。
そのコントロールの中にはどのような行為が含まれているでしょうか?
血糖をコントロールするために、食事、運動、検査、内服薬
そしてダイレクトに血糖を下げるのにインシュリン注射
それらすべて総称して血糖コントロールといいます。
治療もインシュリンよりも、運動とか食事に重点が置かれることは
皆さんご存知の通りです。

それがそっくりそのままプラークコントロールにも当てはまります。
運動すれば体の新陳代謝もよくなり、同時に唾液なども増え、
プラークの抑制につながります。
食事は言わずとしれたことですが、当然甘い物をたくさん摂れば
プラークも増えるし、食べなければプラークの抑制につながります。
まただらだらと長い時間甘い物を食べるということもプラーク増大の原因です。
薬について、、ですがこれはプラークコントロールの場合
歯磨き粉やマウスリンスなんかが相当するでしょう。
ただ歯磨きをしていれば、ましてや歯ブラシさえしていれば
プラークコントロールだというのは間違いです。

プラークコントロール、、、簡単なようでとっても難しいものです。


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